君に届け


『隼に相談した次の日…』


じゃ話さなかったのは親が死んだからだったんだ…


「そぉ…なんだ…」


言葉が見つからない


『でも大丈夫だよ?』


そう言って蘭は笑った


『じゃ今日はありがとね』


「え、あ、うん」



言葉が詰まる


『じゃまた明日ね』



「蘭!!」


『なに?』



「気をつけて帰れよ?」


『うん、じゃあね』
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