君に届け
そして運命の放課後


三組に急いで行く



「桜ちゃん?」

教室にはあの人だけ


気持ちを伝えよう…



「ごめんね呼び出して…」
『ううん、大丈夫だよ?』
「えーと、なんて言えばいいかわかんないから言いたいことだけ言うね?」

『うん』

「僕は斉藤桜ちゃんのことを好きです」

『…………』

「付き合ってください」

『私ね…好きな人居るの…』

「あぁ……知ってる」

『だから…ごめんなさい』


やっぱりダメかぁ…
無理なの知ってたからあんまりがっかりしないなぁ…

「そっかぁ…わかった!ごめんね呼び出して。」

そして笑いながら
「じゃ友達で居ようね?」
そう言い残して教室をでる

『うん…』

桜ちゃんのそう言った声だけ聞いて学校を出た。
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