もしもこの先-先生との約束-(仮)
六章*二学期

ひそかに頑張りながらも
夏休みはとことん遊んだ。


健とは会えるときには
会うようにして…
というか二人して
会いたくて会いたくて。

花火大会に行ったり
二人で花火をしたり
健の家に行ったり
私の家に来たり
電車でお出かけしたり…


二人の思い出をた〜くさん作った


ずっと一緒にいたい…
離れるなんて事、私たちにはない

そう思ってた。


子供だったよね。


健も私も…


『約束』


“約束は守るために
あるんだからね。”


いつかの会話で出てきた言葉…


そうは言ったけど

終わるときは全部
キレイ事で終わる



このときはまだ何も知らなかった


約束が守られることなく
終わってしまう事が
あるという事を。

でもまた繰り返し約束を
してしまう事も…。
< 153 / 202 >

この作品をシェア

pagetop