もしもこの先-先生との約束-(仮)
先生は女の先生の隣に座って
二人仲良く何かを広げて
一つの物を見ていた。
ただそれだけのこと…
それだけのようなことが
私の心にトゲを刺した。
物凄く痛かった…
まるで
健が誰か違う女の子と
話しているのを見た時みたいな…
寂しくて、嫌で、見たくない光景
私、なんか変かも。
だけどこの気持ちは
誰にも言えない…。
「タイミング悪かったね」
とつぶやく友達に
笑顔で
「うん」
としか言えなくて
もやもやした気持ちのまま
初めての飛行機に乗った。