もしもこの先-先生との約束-(仮)
特別な時間
英検の申し込みをした次の日から
本格的に始まった勉強会。
藍も一緒に残る毎日が続いた。
同じ場所で、同じ目標に向かって
勉強をしてる今。
すっごく嬉しい!!
「久しぶりだね、藍〜☆」
「そうだね!!泣きそうだよ」
久々に藍の隣、
黒板の前で二人並んで座ってる。
それだけなのに…
授業ではない放課後なのに
同じ空間で勉強する事、
クラスの中で
お互いの声が聞こえることが
懐かしくて懐かしくて
仕方なかった。
また、先生に感謝。
自然に涙も出てくる…
藍と私の想いは
離れてても一緒だった。
それを知れただけでも十分だった
でも、これから英検まで
また一緒にいれるんだね。
健とは頻繁には会えなくなるけど
久々の藍との時間は
大切にしたい…
そう思い、必死になっていた。
でも欲張りな私は
健にも英検を受けようと誘った。
だけど健は…
受けないらしく、
他の男と関わるなよ
とか
あんまり遅くまで学校にいないで
帰るときは一人では帰るな
と言ってくれた。
蓮は二年生になって藍の影響で
勉強に目覚めてから
やる気が一年生の時とは違う…
もちろん英検を受けるみたい。
ほんと、藍と蓮は素敵なカップル