それぞれ、君への恋心
恋
キミを好きになってよかった。
キミを愛せてよかった。
何度も呼んだ名前
何度も呼ばれた名前
それが全てキミでよかった。
「愛してる」とか「大好き」
では伝わらないこともある。
それ以上の言葉があるんだったら、またそれ以上の言葉がほしくなる。
だから、人は体で伝えるんだ。
手を握り合って。
口付けし合って。
重なり合って…
それでも伝わらないなら…
人は涙を流すんだ。
そうして、
忘れられない【恋】という宝箱に鍵をしめるんだ。
そっと、崩さないように、そっと…
次に開けるときは
その恋を越えた日。
その相手はキミなのか、それとも違う人なのか…
それは定かではない。
【おしまい】