いつまでも・・・

学校でシンゴに
オレもアサミも遊園地に
行くことを伝えた。


そこまで乗り気じゃなかったけど

アサミと一緒なら
楽しく過ごせる
ず~っと笑っていられる

そう思って

深く考えないようにした。




昼休みアサミは



「タクミ今日、
カラオケ行ってくるから」



「あぁ」



また一人か~
アサミはいないのか

することね~し
退屈でおかしくなるかもしんね~ぞ



「タクミ、淋しい?」



淋しいに決まってっから



「・・・淋しいかもな」



「ゴメンね、明日
タクミの家に行っていい?」



「もちろん」



二人っきりでいたいんだよ

甘えて来て欲しい
イチャついて来て欲しい


学校が終わり
アサミは行ってしまい

オレは屋上に行った。


寝転がり空を見ながら

アサミがいね~と
つまんね~面白くね~し


シンゴの携帯に掛け



「今からゲーセン行こう」



「マイと今から
オレの家に行くから今度な」



マイと一緒にいることは
分かってて
断られることも
分かっていた。

ヒマだから掛けてみただけ


カイトの携帯にも掛け

ナナミと二人映画に
行くと断られ


やっぱりな


オレは学校を出た。



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