いつまでも・・・

夏休みが終わり
2学期が始まった。


学校では、タイキが
雑誌に載っていたことで

タイキは今まで以上に
女達から囲まれていた。




ユキ・・・



泣いたりしてね~か??


辛くないか??


お前のことが心配なんだよ。




サユリは授業が終わると
オレのクラスに来て



「タクミ~」


前と何も変わっていない


毎日のように、サユリから



「タクミ、今日家に
行ってもいい?」



「サユリ悪いけど
家には呼べないから

早くイイ男
見つけろ、なぁ!」



「無理だから・・・

タクミじゃないと
イヤなんだから」



毎日こんなやり取りが


サユリからのメールは
1日何回も

夜中にも携帯に掛けてくる



いい加減にしてくれ


オレはサユリからの連絡は
一切取らなかった。



< 12 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop