いつまでも・・・

シンゴも心配して玄関に来た。



「マイちゃん」



「えっ!もしかして
ケンちゃん?」



何だ?ケンちゃん??
どういった関係なわけ?



「上がってよ」



おい!!

シンゴいるんだぞ!!



「マイ、誰?」



「他校の友達のケンちゃん
私が1年の時
駅で痴漢に合って

助けてくれたのが
ケンちゃんで
それから友達になったの」



そいつが何でマイの後を?


シンゴが



「何でマイをつけた!?」



「つけてません
オレの家、この先なんで

久々にマイちゃん見たから

声掛けようか
どうしようか
迷ってたんです

本当ですから
ストーカーじゃありません」



シンゴの機嫌は悪く

マイはケンを家に上げ
部屋で話している。



シンゴはオレの部屋で



「タクミ、TVさぁ~
消音にしてくれるか」



シンゴは壁に耳をあて
隣の部屋の様子を伺っていた。



シンゴの姿
前のオレと一緒じゃん


やっぱりバカだな。



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