いつまでも・・・

朝、起きたら
横にユキはいなかった。


テーブルの上に
ユキからの手紙が


【タクミ先輩へ

大好きな、タクミ先輩と
愛し合えて
本当に幸せを感じたよ

ず~っと、ず~っと
好きだった

去年の夏から


タクミ先輩に彼女が出来た時は
ショックだった

いつも仲良く
屋上にいたもんね

見てて
辛くて苦しかったよ。

でも、タクミ先輩も
辛くて苦しかったんだよね

好きな人から裏切られて


よくね
タクミ先輩の夢見てた


(ユキ!)って呼んでくれて

いつもそこで目が覚めるの


タクミ先輩

幸せになってね! ユキ】



オレはユキの携帯に掛ける

電源が入っていない!


学校に行ったのか?


急いで制服に着替え
学校に向かった。


1限目が始まっていた


ユキのクラスに行き

ドアを開け見回す

いない!!



「マイ!ユキ知らね~か?」



「今さっきまでいたよ」



学校には来てる!



オレは

保健室、体育館裏
中庭・・・捜しまくった


何処にもユキはいない。




屋上!!!



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