いつまでも・・・
オレはユキの部屋に入り
テーブルの上には
オレからの手紙が置いてあった。
ユキに中絶のことは
何も聞かなかった。
「ユキ、腹減ってないか?」
「・・・うん」
「何が食いたい?」
「甘い物」
「それってお菓子だろ」
ユキは微笑、オレを見る。
「コンビ二行くか?」
「うん」
ユキのチャリに
二人乗りしてコンビ二に。
ユキはお菓子を選び
オレは飲み物とパンを選んで
レジに並ぶ。
「タクミ先輩
アイスも食べたい」
「いいぞ、持って来い」
ユキはアイスを
一個持ってきた。
「オレの分は?」
「半分っこしよう」
無邪気な顔で
子供みたいなユキ
辛かった全てのこと
忘れさせてやるからな。