いつまでも・・・

オレはユキの部屋に入り

テーブルの上には
オレからの手紙が置いてあった。


ユキに中絶のことは
何も聞かなかった。




「ユキ、腹減ってないか?」



「・・・うん」



「何が食いたい?」



「甘い物」



「それってお菓子だろ」



ユキは微笑、オレを見る。



「コンビ二行くか?」



「うん」




ユキのチャリに
二人乗りしてコンビ二に。



ユキはお菓子を選び
オレは飲み物とパンを選んで

レジに並ぶ。



「タクミ先輩
アイスも食べたい」



「いいぞ、持って来い」



ユキはアイスを
一個持ってきた。



「オレの分は?」



「半分っこしよう」



無邪気な顔で
子供みたいなユキ


辛かった全てのこと

忘れさせてやるからな。



< 150 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop