いつまでも・・・
ユキが風呂から上がって来た
「タクミ先輩、いいよ」
「先輩言うな!
風呂入ってくる」
風呂に入り
ユキから
返信が来てますように!
心の中で呟く。
風呂から上がり
携帯を見る
メール1件
カイトからだった。
《明日、学校来いよ!》
今日、学校行かなかったし
連絡もしてなかった。
心配してくれてんだな。
《明日は、行くぞ》
ユキ
メール見てね~のか?
「ユキ、あのさ~」
「ん?」
「・・・いや、何もね~よ」
そのうち
気づいてくれるだろ
オレは、ユキの側に行き
ユキの頬を優しく撫でた。
「ユキ、オレの側にいろよ」
「うん」
ユキの声、香り
頬の感触、暖かい手の温もり
全てが心地よく
オレの心の中は
ユキでいっぱいだ。