いつまでも・・・

二人で学校に向かい



「ユキ、大丈夫だよな?」



ユキの隣のクラスには
タイキがいる

タイキに会いたくなくっても
会ってしまう。



力強い声で



「大丈夫だから」



「あぁ、何かあったら
オレに言えよ」



「うん」



「昼休み、屋上行こう」



「・・・うん」




ユキにとって屋上は
イヤな場所かもしれない


でも、オレが
最高の場所にしてやる。



1限目


鞄から筆箱をだして
シャーペンを
取り出そうと筆箱を開ける。



筆箱の中には
小さ折りたたんだ
紙が入っていた。



何だこれ?



折りたたんである紙を
広げてみると


紙に



【はい、いいですよ
楽しみにしています】



昨日のメールの返事だ

メール見てたんだ!


オレが、この小さな紙に
気づかなかったら

どうするつもりだったんだ?



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