いつまでも・・・

「タクミ先輩!」



振り返るとユキがいた。



「ユキ!」



「気分悪いから
早退して来たよ」



「ユキ、ゴメンな
オレ・・・

あの日、熱あったから
夢だとばかり思ってて・・・

マジでゴメンな」



ユキはオレの顔を見て



「キスしてあげない!」



「ユキ~ゴメンなさい」



「屋上で私を置いて
教室に戻ったでしょ!?」


やっぱり怒ってる



「・・・ゴメン」



「タクミ先輩、帰ろう」



「あぁ」



許してくれたのか?
どっちなんだ。



「タクミ先輩
今日、泊まってもいい?」



「あぁ、いいぞ」



「でも、キスはしないから!」



ユキも頑固だな
別にいいじゃん!


オレからするし

何回もしてやる。



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