いつまでも・・・

何も企んでね~よな?


ユキの唇に

優しく軽いキスを

ユキは微笑む。



「・・・ユキ、保健室行こう」



「・・・うん」



二人で保健室の前に
一緒に入ったら
あやしまれると思い



「ユキ、先に行って
ベッドに入ってろ」



10分後オレも中に入り



「先生、気分悪い
ベッドで休ませて」



「ベッド、空いてないから
ソファーに横になってなさい」



ウソだろ!!!


ベッド二つあるよな
一つ誰か使ってんのか?



カーテンを
そ~っと開けてみる


はぁ!!!?



シンゴとマイが
一つのベッドに入って
イチャついているし!

先生にバレてないのか?


隣のベッドには
ユキが笑いながら
オレを見ている。


中に入ろうとしたら



「ベッドは空いてないって
言ったでしょ!
ソファーがイヤなら
教室に戻りなさい!」



シンゴとマイのせいだ!



ソファーに横になり
シンゴにメールを



《早くベッドから出て行け!》



《無理!》



ムカつく!!



カーテンが開いて
ユキが出てきた



「教室に戻ります」



保健室から出た
ユキの後を追いかけた。



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