いつまでも・・・
ユキの携帯に掛けるけど
出てくれない。
ユキのクラスに行き
教室を見回す
ユキはいない。
中庭、体育館裏・・・
ユキを捜すけど
何処にもいない
学校抜け出したのか?
汗だくになりながら
走り回った。
ユキ、何処に行ったんだよ
ゴメンなユキ。
オレは外の倉庫に行き
倉庫の扉を開けた
「・・・グッスン・・・グッスン」
「ユキ?」
ユキに近寄り抱きしめ
「ゴメン、傷つけてゴメン
イヤな思いさせてゴメンな」
「・・・グッスン・・・グッスン・・・」
強く抱きしめることしか出きず
ユキの心の痛みを
消してやるつもりで
いたのに・・・
オレがまた
ユキを苦しめてしまった。
ユキの心は
傷ついたまま・・・
「・・・ゴメン」
「・・・グッスン・・・嫌い・・・」
オレは何も言えなかった
自業自得なんだからな
ユキを抱きしめたまま
時間だけが過ぎて行く。