いつまでも・・・

許してくれないよな?

ユキが許してくれるなら
オレ何でもする


ユキ・・・



ユキのすすり泣く声が
胸を締め付ける



「ユキ、ゴメン」




「・・・グッスン・・・バカ」



ユキはオレを押しのけ
倉庫から出て行った。



オレはユキを
追うことも出来ず

一人立ち尽くす



どうしたらいいんだよ

何であんなこと
言ってしまったんだ


後悔だけが残る


自分の愚かさに腹が立つ



倉庫から出て

ユキのクラスに向かった。


5限目の授業が始まってる中


ユキのクラスのドアを開けた。


皆がオレを見る

先生も驚いた顔で



「何してるの!
教室に戻りなさい!」



ユキが座ってる席に近づき
ユキの腕を掴み

教室を出る。



「・・・タクミ先輩やめてよ」



強引に
屋上に連れて行った。




「タクミ先輩!
教室に戻るから」



ユキの腕を強く握る。



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