いつまでも・・・

「痛い!離してよ」



「離さね~
ユキが許してくれるまで
離さね~からな」



ユキを抱き寄せた。



「大嫌い・・・」



「オレは大好きだから
ず~っと大好きだから」



ユキの肩が震え出す

また泣かせてしまった



「・・・グッスン・・・
わっ私だって・・グッスン

大好き・・・グッスン・・・
大好きなんだよ

大嫌いって・・・グッスン
ウソだから・・・グッスン・・・」




「ゴメンな
ユキを傷つけて

ゴメンな
イヤな思いさせて」




「もぅ・・・もう・・グッスン・・・
いいから・・・グッスン・・・」




「ユキ、許してくれるのか?」




「・・・グッスン・・・ぅん」




ユキの涙を親指で触れ

腫れている目に

そ~っとキスをした。




「ユキ、オレの側に
いてくれるよな」



ユキは深く

うなずいた。



< 184 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop