いつまでも・・・
夏休み最後の日
オレはユキの家に行き
部屋に入る
ユキの部屋久々で
ドキドキしていた。
カーテンやシーツの色が
水色から黄色に変わっていた。
前より部屋が明るくなった気がした。
いつもキレイに片付けてあり
いい香りがする
花火大会のとき
二人で写った
写真が飾られてあった。
ユキの視線を感じ振り向く
「どうした?」
「別に」
「顔がニヤついてるぞ」
「ニヤついてないもん」
何か企んでいるのか?
ユキは後ろから
オレを抱きしめ
「タクミ先輩の香り大好き」
ドキドキ、胸が高鳴る
オレに甘えて来るユキ
「タクミ先輩
・・・ベッド行こう」
「イヤだ」
思わずユキの真似を
「ふ~ん
ベッドに行きたいくせに」
もちろん行きたい
意地悪してやる!
「行きたくね~よ」
「ウソばっかり
ベッド行こうよ」
「イヤだ」
「もういい!」
ユキはベッドに入り
布団の中にもぐり込んでいる。