いつまでも・・・

「2秒前だぞ!」



「いいじゃん
10分以内に見つけたから」



「ユキ、ゴメンな」




「許さね~」



オレの真似してるし
言いながら笑ってやがる。


ユキの手を取りブランコに


ブランコに座り
ユキの顔を見る


オレを
こんな気持ちにさせやがって


ユキが座ってるブランコを蹴った



「危ないよ何で蹴るのよ!
落ちちゃうよ」




「ユキがオレの気持ち
知らね~からだよ
分かってくれてね~からだよ」




「私、知ってるよ
タクミ先輩が、すご~く
やきもちやきってこと

タクミ先輩が、すご~く
私のこと、めちゃくちゃ
愛してくれてることも

ちゃんと分かってるから」




オレの顔は熱くなっていった。

オレもユキのこと
分かってる


ユキがオレのこと

めちゃくちゃ

愛してるってこと


そうだろユキ!



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