いつまでも・・・
ユキはオレを見て
「誰?」
何かこの状況ヤバくないか??
ユキの顔、怖いし
誰って聞かれても
名前と学年しか知らない女だし
「タクミ先輩の彼女?」
「私が彼女だけど」
イヤな空気が
「普通だね」
おい!モモカさっさと帰れよ
「タクミ先輩!!誰なの」
ユキの声は怒っている
「1年のモモカです。
今日、タクミ先輩に告りました
タクミ先輩のこと好きなんです
タクミ先輩と別れて下さい」
ウソだろ!
「タクミは私の彼氏だから
ず~っと私の彼氏だから」
ユキ、今呼び捨てしたよな?
(タクミ)って
「ユキ!オレ断ったし
コイツとは何も関係ないからな」
モモカはユキに近寄り
「タクミ先輩とメールの
やり取りしてるし
タクミ先輩、私のこと
好きって言ってくれました」
「オレ
メールのやり取りなんかしてね~し
好きとか言ってね~し
ウソばっか言ってんじゃね~よ」
ユキは屋上から
出て行ってしまった。