いつまでも・・・

ユキはオレの後に風呂に入った。


生理中だから
オレの後にしか
入らないとブツブツ言い



「覗いたら許さね~から」



おっ怖っ!!


言葉遣い悪いぞ

前は優しかったじゃん!

昔のユキからは想像できね~ほど

性格悪くなってね~か??


ユキに言ったら絶対
オレのせいにするだろうしな



それにしても風呂長っ!!
長すぎだろ!


ベッドのとこに置いてある
ゴムを一つ取りペンで



【したい】と書き


ユキの携帯の上にゴムを置いた。


ユキが風呂から上がって来た


布団の中にもぐり込み
ユキの様子を見ていた。




「何でコンドームが!!
タクミ先輩、したいって
できないって言ったでしょ!」



ユキは布団をめくり上げ
オレにゴムを投げつけた。


思わず笑ってしまい
ゴムを手に取り



「ほら、持って帰れ記念に」



ユキはオレの手からゴムを取り
バッグに直していた。



ユキはベッドに置いてある
ゴムを取りペンで何か書いていた。




「はい、持って帰って記念に」




ゴムには



【大好きだよ】と


書かれていた。



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