いつまでも・・・
部屋に帰り
「食べ過ぎたかも・・・
気分悪い、吐きそう
ぅう゛・・・」
ユキは口を押さえ
トイレに行った
戻って来たユキの顔色は悪く
「大丈夫か?早く寝ろ」
「・・・うん」
オレはただの食い過ぎだと
思っていた。
朝、ユキはいつもと変わらず
元気に笑っていた。
「ユキ、大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
心配掛けやがって
ユキはオレの母ちゃんと
朝飯を一緒に作って
「タクミ先輩、朝ごはん出来たよ」
「おぅ」
ユキはよく母ちゃんの手伝いを
してくれていた。
母ちゃんもユキのこと
かなり気に入ってくれている。
「ユキちゃん
タクミのことヨロシクね」
「はい」
母ちゃんは微笑んで
楽しそうにしていた。
ユキのお陰だな。