いつまでも・・・

部屋に帰り



「食べ過ぎたかも・・・
気分悪い、吐きそう

ぅう゛・・・」



ユキは口を押さえ
トイレに行った


戻って来たユキの顔色は悪く



「大丈夫か?早く寝ろ」



「・・・うん」




オレはただの食い過ぎだと
思っていた。




朝、ユキはいつもと変わらず
元気に笑っていた。



「ユキ、大丈夫か?」



「うん、大丈夫」




心配掛けやがって


ユキはオレの母ちゃんと
朝飯を一緒に作って




「タクミ先輩、朝ごはん出来たよ」




「おぅ」




ユキはよく母ちゃんの手伝いを
してくれていた。

母ちゃんもユキのこと
かなり気に入ってくれている。



「ユキちゃん
タクミのことヨロシクね」



「はい」




母ちゃんは微笑んで
楽しそうにしていた。


ユキのお陰だな。



< 235 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop