いつまでも・・・

冬休みの初日


ユキはオレに大事な
話があると家に来た。


別れ話じゃね~よな

認めね~ぞ



ユキの深刻そうな表情

変な沈黙が




「ユキ、大事な話って?」



「・・・・・」




黙っているユキの目には涙が




「ユキ?どうした
何かあったか?」




「・・・グッスン・・・タクミ先輩
私・・・グッスン・・・
私ね・・・グッスン・・・

妊娠してるの・・・」



いきなりのユキの言葉に
オレは息を呑んだ


妊娠!?


オレの子だよな!




「・・・グッスン・・・心配しないで
・・・おろすから・・・グッスン」



オレ、もしかして
タイキと同じこと

ユキにさせてるよな



「ユキ!!
お前の心も、身体も
傷つけたくないんだよ!

辛い思いさせたくない
悲しい思いさせたくない

苦しんでほしくないんだよ!

ユキ、結婚しよう
一緒になって
赤ちゃん大事に育てよう」


もう、ユキに

辛い思い

させたくね~から。



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