いつまでも・・・

「・・・グッスン・・・本当に
・・・グッスン・・・グッスンいいの?」




「当たり前だろ!
オレ明日、ユキの両親に
挨拶しに行くから」



声を上げて泣いているユキ



「大事にするよ
ユキ、愛してる」




ユキの頭を撫で
涙を拭いてやった。


ユキは妊娠検査薬で調べて
陽性反応を見て
不安になり

一人で
悩んでいたことを聞いて



「ゴメンなユキ」



ユキの体調の悪さには
気づいていたけど


まさか妊娠とは思わなかった。




朝、早く起きて

ユキと一緒に

オレの親に話をした。



父ちゃんからいきなり
殴られたけど

父ちゃん、母ちゃんに

オレもユキも真剣に
考えたことを話し

オレ達の気持ちは変わらない


絶対に変わらないことを伝えた。




「お前達が決めたことなら
もう、何も言わない
ユキちゃんの両親には話したのか?」




「これから話に行く」




不安が押し寄せる


ユキと家を出て


ユキの家に向かった。



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