いつまでも・・・
「タクミ先輩、シンゴ先輩
こんにちは~」
「おぅ!」
オレの部屋入るの
ユキ、初めてだよな。
狭い部屋に四人
大好きなユキと
一緒に過ごせる。
ヤバァ~
変な緊張が・・・
教科書とノートを開き
テスト勉強を
ユキの字、カワイ~んだけど
シンゴとマイは
仲よく喋りながらやってやがる。
「ユキ、タイキと一緒に
勉強しなくてよかったのか?」
「はい、タイキ
皆とカラオケに行ってるんで
タイキには
マイと勉強するって
言ってきましたから」
ふ~ん、そうなんだ
タイキ余裕じゃね~か
まさか、他の女とじゃね~よな??
「タクミ先輩
この漢字間違ってますよ」
うっ恥ずかしい!
1年のユキに
2年のオレが指摘されている
笑ってごまかす
「タクミ先輩
この漢字も違いますよ」
笑えね~し
「お兄ちゃんバカだから」
そう、オレはバカ
かなりのバカなんだよ
シンゴだって
オレと変わらず
バカのくせによ!
勉強してるふり
してんじゃね~ぞ!