いつまでも・・・
夜、シンゴとマイに
ユキの妊娠のことを
ユキの親から認めてもらうまで
ユキの家に通うことを
二人に話した。
シンゴもマイも
「ガンバれよ!!
オレ達はず~っとお前の味方だぞ」
「ありがとうな」
心強かった。
シンゴとマイの応援は
オレの気持ちを落ち着かせた。
朝、ユキの家に向かった
(ピンポーン)
ユキが出て来た
「おはよう」
「おぅ、ユキ
お父さんとお母さんは?」
「リビングにいるよ」
リビングに行き
「おはようございます」
完璧シカトだ
負けてたまるか
ユキのお母さんは
認めてくれたけど
お父さんは鋭い目で
オレを睨む
オレは目をそらさず
しっかりと見て
「お願いします
ユキとの結婚認めて下さい」
「・・・・・」
「お願いします
大事にします
ユキを泣かせたり
ユキに辛い思いさせたりしません
お願いします」
お父さんは立ち上がり
黙ったまま
仕事に行ってしまった。