いつまでも・・・
「タクミ先輩、家に上がって
お父さんとお母さんいるから」
婚姻届を持って
ユキの家に上がった
「おじゃまします」
リビングに行き
「こんばんは」
「タクミ君、ここに座って」
「はい」
お父さんの前に座った。
「ユキとタクミ君の結婚
認めてやるからな!
ユキを幸せにしてやってくれ
絶対幸せにしてやってくれよ
ユキを頼んだぞ」
お父さんの目には
かすかに涙が
「ありがとうございます
絶対幸せにします。
オレが幸せにしてやります」
隣でユキは泣きながら
「・・・グッスン・・・お父さん
・・・グッスン・・・ありがとう」
ユキと部屋に行き
二人で婚姻届に記入をした。
あとはオレの親の署名と押印
証人は誰に書いてもらおう
ユキの真っ赤な目が
オレの涙を誘う
また涙が溢れてしまった。