いつまでも・・・

ユキの手をしっかりと握り
ゆっくりと歩いた。



「ん?そういえば
ここの天満宮って
学問の神様で有名だよな」



シンゴが言う



「そうだよ、シンゴさんと
お兄ちゃんに専門学校
受かって行って欲しいから」




ユキ・・・


だから行きたいって
言ったんだな

オレに受かって欲しいから
〇〇〇天満宮選んだんだろ


ありがとうな。

オレ、ガンバるから




「シンゴさんの為に
おさい銭、いっぱい入れるから」



ビニール袋に小銭を
入れて用意してきていたマイ


かなりの小銭が入っている
それを全部入れ
手を合わせて

シンゴの合格を祈っている



ユキも小銭を投げ入れ
手を合わせて合格祈願を


オレとシンゴも
小銭を投げ入れ



(オレとシンゴが試験に
合格して二人で専門学校に
行けますように!

それと・・・
ユキが元気な赤ちゃんを
産んでくれますように)



学問の神様に安産祈願を
してしまった。



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