いつまでも・・・

ユキとマイは
お守りを買いに



「はい、タクミ先輩」



合格祈願のお守り



「ユキ、ありがとう」




マイもシンゴにお守りを
渡していた。



四人でおみくじを引いた




「ヨシッ!!大吉!」



シンゴは喜び
オレ達におみくじを見せる。



「ヨシッ!!オレも大吉!」



大吉で大喜びしてしまい

ユキは笑って



「よかったね」




「私・・・中吉だよ
でも、シンゴさんが大吉なら
別にいいもん」




「ユキは?」




「ジャ~ン、大吉だよ」



出産のとこには


(安産)と書かれていた。


ユキは笑顔で


「よかった」と微笑んだ



皆で木の枝に結んだ。




「・・・気分悪い」



マイがユキをトイレに
連れて行った。



二人が戻って来た

顔色が悪いユキ



「帰るぞ!」



「・・・ゴメンね」



「気にしなくていいよ
早く帰って休もう」



電車の中は香水の匂いが強く

ユキの顔色はさらに悪くなり
オレとユキは途中下車して
トイレにユキを連れて行った。



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