いつまでも・・・
「大丈夫か??」
「・・・うん、ゴメンね」
「電車乗れるか?」
「うん、大丈夫」
電車に乗り
ユキを座らせた
顔色は徐々によくなり
少し元気になったユキ
駅まで母ちゃんに
迎えに来てもらい家に
ベッドにユキを
寝かせ休ませた。
ユキのまだぺっちゃんこな
お腹を優しく撫で
オレの手と
ユキの手が重なる
ユキの目には涙が
「タクミ先輩・・・」
不安なんだよな
心配なんだよな
まだ高校2年のユキの
お腹には赤ちゃんがいる
怖くなったり
苦しくなったり
してるんだよな
ユキの為
オレは何をしたら
ユキと赤ちゃんの為に・・・
ユキの側にいて
手を握り
ユキを抱きしめ
ユキに
愛してるって
伝えることしかできない。