いつまでも・・・
「あっ!これ動いてんだよな?」
「うん、動いてるよ」
オレは感激していた
オレ達の赤ちゃん
スゲェ~元気じゃね~か
早く会いたいんだぞ。
ユキの頭を撫で
「オレがついてっから
元気な赤ちゃん産もうな!」
「うん、元気な赤ちゃん産むから」
「帰ろ~か、寒いだろ
身体冷えたんじゃね~か」
「寒い・・・タクミ抱きしめて」
ユキを抱きしめ
冷たい頬を両手で
包み込んだ。
オレを見上げるユキの顔は
あどけないけど
お母さんなんだよな
カワイ~お母さんだよな
ユキの手は冷たく
オレの手で温めた。
ユキは微笑みながら
「タクミの手温かいね」
書店により
ユキは料理の本を二冊買った
少しずつ覚えて
オレに食べさせると
意気込んでいる。
期待してっぞ。