いつまでも・・・
ユキ・・・
屋上で抱きしめ合って
キスしたよな
保健室のベッドでも
キスしたよな
中庭でじゃれ合ったよな
外の体育倉庫で
愛し合ったよな
学校にはユキとの
思い出ばっかだぞ
全てがオレの宝物
自然と微笑んでしまう。
「タクミ、どうしたの?」
「別に」
ユキに近寄り
「キスして~かも」
「私も・・・」
キスを交わし抱きしめ合った
大きくなったお腹
二人で赤ちゃんを
抱きしめてるみたいで
微笑ましく
穏やかな気持ちになれた。
ユキの優しい顔
母親の顔になってきたな。
オレは父親の顔になって
きてるのか?
「ユキ」
「んっ?」
「愛してるよ」
ユキと学校を後にした。