いつまでも・・・
専門学校が終わって
そのままバイトに行っていた。
夕方過ぎにしか
家に帰れない。
ユキが淋しがってないか
心配していたけど
ユキは毎日
家事手伝いで忙しく
やることが多いから
気にしなくていいと言ってくれた。
マイは3年になり
シンゴがいない学校
面白くない、つまんない
行きたくないと
シンゴを困らせている。
シンゴは毎日のように
泊まりに来ていた
ほぼ同棲生活。
久々、ユキの家に行き
お父さん、お母さんと
一緒に晩飯を食べ
二人共、ユキのお腹を撫でて
「大きくなったな」
皆、笑顔でユキを
囲んでいた
楽しそうに笑ってる
お父さん、お母さん。
見てるだけで
幸せになれた。
ユキの部屋には
ベッドとTVしかない
「ユキの部屋こんなに
広かったんだな
荷物全部、オレの家に
運んだからな
ユキ・・・
淋しくないか?」
「淋しくないよ
タクミと赤ちゃんいるから」
ベッドに座りお腹を撫でる
大きなお腹の中には
元気に育っている
元気に動いている
オレ達の赤ちゃん
「ユキ、疲れてないか?」
「大丈夫だよ、心配しすぎ」
心配してしまうんだよ
ユキだから
心配するんだぞ。