いつまでも・・・

想い・・・


土曜日が早く来て欲しかった。




火曜日の昼休み


いきなりユキが
オレのクラスに入って来て




「タクミ先輩!!」



ユキ??


2年の教室に
入って来るって!?

クラスのヤツらは
ユキを見ている。



「どうしたユキ?」




「タイキが・・・

タイキが、2年の先輩から
ボコられて
今も廊下でやられてるんです

タクミ先輩
タイキ助けてやって下さい
お願いします」



ユキは目からは
涙がこぼれ落ち



オレはユキと1年の廊下に



タイキはかなり
ボコられていた

鼻血が出て右目なんか
半分潰れていた。




オレは2年のヤツを掴み



「おい!どうした?
コイツが何かしたか?」




「オレの女に
手出したんだよ!!!

許せね~
お前、人の女に
手出すんじゃね~よ!!」



怒りがおさまる様子もなく



タイキは


「すみませんでした」


頭を下げた瞬間

タイキの顔に
膝蹴りが入った。



「おい!!もういいだろ
謝ったんだから、なぁ!

コイツも反省してるだろうし
もう二度とさせね~から」




「今度オレの女に何かしてみろ
分かってんだろ~な!!」




男は行ってしまい

廊下には
タイキの血が落ちている。


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