いつまでも・・・

最後のコースターに


ヨシッ!最後だ。



「タクミ先輩、大丈夫?
顔色悪いよ」



「大丈夫、大丈夫」



ユキが楽しんでるのに
ダサイとこなんか
見せられね~


最後のコースターに乗り

どうにでもなれ!


ユキの



「楽しい~」の言葉にオレも



「楽しいな」



強がってみせた。


やっと終わった!!



「タクミ先輩
今気づいたんですけど
私、タクミ先輩に
タメ口で話してました

すみません・・・」



「いいよ、タメ口の方がいいから
敬語使うな、いいな」



敬語で喋られるより
タメ口の方が

ユキとの距離が
縮まった気がして嬉しかった。



「いいんですか?タメ口で?」



「いいよ!」



「はい、タクミ先輩
観覧車乗りましょう」



「だから
タメ口でいいって!」




「・・・うん」



ユキは、照れくさそうに
うなずく。



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