いつまでも・・・

土曜日


あの日から
ユキとは一切
お互いに連絡していない。

マイの部屋にも来なくなった。


タイキはユキと
別れるって言ってたけど

マイの話じゃ~
仲良くやってるらしい。


今日はクラスのヤツと
カラオケに。


シンゴから



「気分転換になって
いいんじゃね~か
楽しんで来いよ」



そう言われ



「あぁ、楽しんで来てやる」



待ち合わせ場所に向かった。


すでに
ミヅキ、カイト、ナナミは来ていた。


ぅん!??

ナナミってカワイ~じゃん
制服姿しか見たこと
なかったからな

私服だと変わるんだな。


オレの腕を引っ張り



「タクミ~遅いよ」



「ミヅキ、離せって」



「タクミ、女いないから
いいでしょ??

腕組むぐらい、早く行こう」



「カイト、どうにかしろ」



「無理だな!
ミヅキはタクミに
惚れてるからな

女いないならミヅキと
付き合ちゃえば!」



「な・・・っ何言ってんだよ!」




「タクミ、私と付き合ってよ」




「無理!!好きな女いるから」



「え~いるんだ?」



受付を済ませ部屋に


大盛り上がりで歌い

オレは、その場の勢いで

ナナミに言い寄った。



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