いつまでも・・・

ナナミの耳元で



「この後、オレんち行こう」



ナナミは驚いて



「えっ・・・二人で?」



「あぁ、二人でイヤか?」




「でも、ミヅキにバレたら
ヤバイし」



「ナナミ、男いるのか?」




「いないよ」




「ならいいだろ」




オレは
自分の部屋に一人でいると

ユキのことばっか
考えてしまい

それがイヤで
ナナミを誘っていた。


最低なのは分かってる

分かってるけど

一人でいたくなかった。



ナナミにオレの携番を教え
皆と別れた後
別の場所で待ち合わせた。


ナナミをオレの部屋に入れ

キスをしてベッドに押し倒した。


ナナミは

オレを受け入れてくれた。


その夜オレは何度も
ナナミを抱いた。


ただユキのことを
考えたくない為に・・・



最低だよな・・・



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