いつまでも・・・
その日からオレは
毎日のようにナナミを
家に呼んだ。
オレとナナミは
セフレの関係に
お互い割りきっていた
ナナミはそれ以上
何も求めてこなかった。
冬休みに入り
オレとシンゴには
補習授業が待っていた。
「冬休みなのに
何で学校なわけ?
だり~し」
「シンゴがバカだから!」
「お前もな!」
英語の補習を
マジメに聞いてノートに
取っていた。
「マジだり~よな」
「タクミ、最近
女を部屋に上げてるって
マイから聞いたぞ!
女って何処のどいつ?」
「ナナミだよ」
「一緒のクラスのか?」
「あぁ」
シンゴに
ナナミとの関係を話し
観覧車でユキとキスしたこと
ヤバイほどユキを
いまだに想ってること
全て話した。
「タクミ、ナナミとは
終わらせろ!
早めに切ったがいいぞ」
「あぁ、分かってる」
分かってる
ナナミに悪いって思ってるし
バカなこと
やってることぐらい
分かってる。