いつまでも・・・

目が覚めて時計を見る

朝の9時過ぎ


寒気がして熱を測った。

39度4分

頭が、ボ~っと
足がふらついてた。



シンゴが部屋に入って来た。


シンゴは昨日マイと
オレのことを待ってたらしく



「タクミ、昨日何やってた?
お前一人だと思って
マイと待ってたんだぞ」



公園で小雨の中
ユキを待っていたことを話した。



「・・・タクミ
お前バカだな」




「お前に言われたくね~よ」




「熱、高いんだろ
寝てろよ!」



「あぁ」



シンゴはマイと
出掛けて行った。



いつの間にか
寝てしまっていた。




「・・・ゴメンネ
・・・ゴメンネ・・・グッスン」



誰かいるのか?


頭がもうろうとしてる中


オレの唇に

柔らかい感触が・・・



変な夢を見ていた。


目が覚め
テーブルの上には
ジュースとお菓子が。


きっと
シンゴが買って来て
くれたんだろう。



ジュースを飲み熱を測る

38度5分

少し下がっていた。



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