いつまでも・・・
携帯を見るとメールが1件
ユキからだ!!
《シンゴ先輩から聞いたよ
タクミ先輩
昨日はゴメンなさい
雨の中、ず~っと
待っててくれたんでしょ?
行けなくてゴメンね
本当にゴメンなさい
早く、熱下がるといいね》
ユキ・・・
携帯を握り締め
目には涙が溜る。
ユキからのメールが
めちゃくちゃ嬉しかった。
オレはユキに
メールを返信
《気にしなくていいから
勝手にオレが
待ってただけだし
熱も下がってるしな
大丈夫だから!
気にするな!》
シンゴの携帯に掛け
「シンゴ、ありがとうな」
「別に大したことしてね~し
気にするな!」
「ジュースとお菓子も
ありがと~な!」
「ん!?
ジュースとお菓子?
オレ、知らね~ぞ」
オレは、てっきりシンゴだと
思っていた。
「じゃ~マイか?」
「マイも違うぞ
オレとマイ、昨日から
ず~っと一緒にいるし」
じゃ~誰なんだ?