いつまでも・・・
大晦日の朝
♪♪♪
ミヅキからだ。
「タクミ、夕方迎えに行くから」
「まだ行くって返事
してね~んだけど」
「強制ってメールしたでしょ!
いいから来てもらうよ
夕方迎えに行きますんで!」
ヒマだしいいか
「分かった」
携帯を切り
また寝てしまった。
昼過ぎに目が覚め
キッチンにあったパンを
食べて用意をしていた。
夕方、ミヅキが迎えに来た。
二人でカイトの家に向かった。
カイトの部屋に入ると
ナナミがいた。
ナナミとは、あれ以来
学校で普通に話してたし
気まずいわけではなかった。
ミヅキはオレの手を握り
「タクミ、ここに座ろう」
テーブルの上には
缶チューとビールが置いてあり
「とりあえず乾杯しようか」
オレはビールを取り
皆で
『乾杯!!』
「カイト、女できたか?」
「できね~よ
どうしたらできるわけ?
教えてくれよ!」
「カイト
そこそこイケってから
そのうちできるって
心配するな!
ミヅキと付き合ちゃえば」