いつまでも・・・

ナナミを座らせ
行こうとしたら


ナナミがオレの手を掴み

少し怒鳴った感じの言い方で



「連れて行ってよ!
私も行きたいの!」



しょ~がなく
オレはナナミを支え



「大丈夫か?歩けるか?」



「大丈夫だって」



ナナミの手を引き
近くのコンビ二まで。




「ナナミ?どうした?
気持ち悪いのか?」



ナナミは座り込み



「歩けない・・・」



もう少しで
コンビ二なんだけど

ナナミ置いて
行くわけにはいかね~し



「ナナミ、おんぶしてやる
オレの背中に乗れ!」



ナナミをおんぶして
コンビ二に入る。


他の客の視線なんか気にせず



ミネラルウォーターを取り
レジで払い終え

コンビ二を出る。



「タクミ、降ろして歩くから」



ナナミを降ろし手を繋ぐ



「・・・タクミ、優しいよね」



「優しくね~よ
オレ、最低だから・・・」



コンビ二の駐車場で

ナナミはオレに抱きつき

オレの顔を
両手で引き寄せ

キスをしてきた。



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