いつまでも・・・
オレにはアサミがいる!
自分に言い聞かせ
何度も言い聞かせた
考えてしまう
ユキのことを・・・
オレは携帯を取り出し
電源を入れ
シンゴの携帯に掛けた。
「シンゴ
オレ、ヤバイかも
ユキのことが・・・
ユキのことが気になって
今さっきユキを呼び出して
会って
抱きしめてしまった・・・」
「お前、アサミちゃん
お前のこと
捜してたんだぞ!!
どうすんだよ!
アサミちゃんのこと
大好きって
言ってたじゃね~か!
アサミちゃんのこと
裏切るのか!
裏切るのかよ!!」
「分かってる・・・
でもよ、気になって
しょうがね~んだよ!
ユキ、前に比べたら
痩せてやつれてるし
あんな姿見たら
ほっとけるわけね~だろ
泣くんだよ
オレの前で泣くんだよ!」
「お前、いい加減にしろよ!」
切られてしまった。
シンゴなら
(行って来い!)って
オレの背中を
押してくれると思っていた
お前なら
オレの気持ち
分かってくれるんじゃね~かって
思ってた。