光ノ書~hikari~
僕のお母さんと雪のお母さんは
手をつないで歩く僕たちの前でそう話していた。
でも、
僕は信じてたんだ。
これは、{運命}なんだって。
「ねぇ、大ちゃん」
『何ぃー?雪ちゃん?』
「この後遊べるぅー?」
『うん!いいよぉー!』
「じゃあ、裏の野原で遊ぼうねぇ♪」
『うんッ。待ってる!』
『お母さん、僕ね、
久しぶりに裏の野原で雪ちゃんと遊ぶのぉ!』
「そう♪良かったわねぇ」
『じゃ、言ってくるね!』
「ちょ、気をつけるのよぉー!?」
『はぁーい』