光ノ書~hikari~
「ねぇ」
『琴波?…今度は何』
「広が好きなんだけど」
『…!?』
(突然の告白。
どうしたんだ?
本当に、おかしい。
年下の奴にドキドキしてる俺も
おかしい。
歳の差、7歳だぞ!?
そんな下の奴に…何で…)
「広…付き合って?」
『…琴波…』
「ねぇ…答えて?」
『……』
「ヤッパリ…歳下はイヤだよね」
去って行こうとする琴波。
俺は無意識に琴波の腕を掴んでいた。
『何言ってんだよ』
「…?」
『オッサンに恋してたとはな』
「!!…」
『覚悟しとけよ??オコチャマさんよ』
「広……」