光ノ書~hikari~

「ねぇねぇ！大吾は好きな人いるのぉ？」

『え？当たり前じゃんッ』

「誰だよぉー??」

『教えなぁーい！』

「なんでぇー!?」

『心(ｼﾝ)には、内緒ぉー！』

「けちぃー」





(幼稚園生だって恋をする。

僕だって好きな子くらいいるんだ。

それは誰がなんていおうと教えないけど！)





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「大ちゃん帰ろうー♪」

『雪ぃー！帰ろう！』



「あらあら、今日も仲いいわねぇ」

「本当ねぇ。まるで恋人だわ」

「雪ちゃんは、どこの小学校行くのかしら？」

「ウチの子は、Ａ小よ。大ちゃんは？」

「ウチの子もＡ小だわぁ」

「小学校も同じだなんて♪」

「結ばれてるのかもしれないわ♪」

「運命だなんてぇ！アハハハハ」