素直になれたら


私「…そっかぁ。
本当にごめんね。」


龍「…多分健人も好きだよ。」


私「…え?」


龍「だから、健人も
亜衣ちゃんの事が好きだって事。」


私「…ないよ(笑)」


龍「いや、あるから。
最初の時とか、ずっと
可愛い可愛いって言ってたし。」


私「…そうなんだ。」


龍「第一健人が好きじゃねぇ女子なら
ここまで夜中誘わねぇし。」


私「…ぁあ…。」


龍「…だから告れよ。」



私「…いきなり!?(笑)
無理だよ。」


龍「…まぁ健人と亜衣ちゃんが
付き合う事になったら
俺は健人の事を避けると思う。」


私「…え!?」


龍「だってそうでしょ(笑)
一番好きになった人を
親友と付き合ってるとか
耐えられねぇし。」


私「…」


龍「それで前みたいな
三人で遊ぶとかなったら
たまんねぇよ。」


私「ぁあ…。」


龍「まぁ気にしねぇで告れよ。」


私「…無理でしょ(笑)」


龍「あ?何でだよ。」


私「だって私のせいで
二人の関係壊したくないし…。」


龍「…しょうがねぇだろ。」


私「…」


龍「とにかく考えんのは
亜衣ちゃんだから
じゃあ俺寝るわ。おやすみ。」


私「あ…」


切れてしまった…。
強制的に切られたというのだろうか。


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