素直になれたら


千春「亜衣!?
どうしたんだよ。
ずっと休んで。もしかして…また。」


私「…何でもないから!(汗)」


健人「…何?やっぱ何かあったの?」


私「…ないよ!(笑)」


千春「…すまん。」


私「いやいや(笑)」


健人「…。」


その日の授業は
無事に終わった。


放課後


健人「里中。」


私「ん?」


健人「…頼む!勉強教えて!」


私「勉強?(笑)
全然いいよー!」


健人「…二人でな。」


私「…ん?うん。了解!」


健人「…じゃあ電話すっから。」


私「あいよー。」


そして…。


♪~♪~♪


私「はい。」


和也「ぁあ、和也だけど。」


私「…なんですか…?」


和也「明日学校休め。」


私「…え?」


和也「だから
学校休めって言ってんの。」


私「あ、すいません!
電池切れそうなので!
では(汗)」


和也「あ、お…。」


必死だった。


健人だと思った電話は
和也だったという事に
驚いてとっさに出た嘘だった。


♪~♪~♪


着信:健人


私「…もしもし。」


健人「遅れて悪い!
今から平気か!?」


私「…うん。」


健人「じゃあ今から来てよ!」


私「分かった。」


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