素直になれたら


この日から…
どんどん仲良し三人組では…
なくなってしまう…。



しばらく私と健人と龍は
遊ばなくなっていた。


何故か分からないけど…。


その関係がしばらく
続いたある日…


千春「…おい亜衣~」


私「…何?」


千春「…あのさ…」


私「何~?(笑)」


千春「さっき聞いたんだけどさ」


私「うん?」


千春「何か…
中山が亜衣が俺の事を
ずっと前から好き。
って感じの事を自分で他の男子達
に言いふらしてたらしいんだ…。
うちも直接聞いた訳じゃないから
分かんないけど…」


私「…何それ?」


千春「…分かんねぇけど。」


私「ふーん。」


私は信じなかった。


信じたくなかった。


千春とその話をしていた
その時に健人や龍を含む
グループが歩いてきた。


詳しくは聞こえなかったが


「キモイ。」


「しつこ。」


と聞こえた気がした。


被害妄想かもしれないが。


確かに、
去年から今まで
ずっと好きだった。


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